田んぼと蕎麦が身に染みる　すみくら

年をとってくると、どうも食欲が低下してきます。
基礎代謝も落ちてくるので、若い頃みたいにむやみやたらと食べていると、お腹周りにすぐに脂肪がたまってくるので、お昼ご飯は軽めのものか、または食べなくてもいいかなって感じになってくるんです。

このイトシマランチを紹介させていただいている以上は、あまり選別せずにお店にお伺いしておりますが、麺類に関していえば、ラーメンよりもうどん、うどんよりも蕎麦がいいかなという感じになってきています。もちろん、個人的な好みの問題ということも多いと思いますが・・・・

「今日は美味しい蕎麦が食べたいな」という方に、とっておきの蕎麦屋「すみくら」さんをご紹介します。

田んぼを見渡すロケーション

糸島と言わず、田舎には田んぼが多いですよね。日本人の原風景なのかもしれません。

私の家も小さい頃は周りが田んぼでしたから、夏になるとカエルの鳴き声が子守歌というか、カエルやザリガニとは友達みたいな感じだったんですよね。

すみくらさんも、そんな田んぼを見渡す場所にあるんですよ。だからなのか、窓からの眺めを見ているとホッとするんです。

お伺いした時期は田植え前だったので、カエルは出ていませんでしたが、夏にはカエルの大合唱が聞こえるんだと思います。

蕎麦は細目
出汁は甘め

関東風の辛めの出汁が好きな方にも、甘すぎないので、大丈夫だと思いますよ。

それから、蕎麦屋と言えば、出汁巻き
すみくらさんの出汁巻きは、地元糸島の「つまんでご卵」を使った、きちんと焼き色のついた出汁巻き。
個人的には、出汁巻きには焼き色がついてほしいので、味・姿ともに理想的な出汁巻き卵に出会えたのでした。

すみくらさんは、ディテールにもこだわりが多いお店です。
器や蕎麦ザルなどの食器類や什器も、ご主人が気に入られた作家さんのものを使われています。

ボーっと田んぼを見ながら美味しいそばを食べることが楽しみになってきたら、自分にも味わいが出てきたということでしょうかね。

良い蕎麦を食べていると、自分の内側から、人生の良い出汁があふれてきそうな気がします。だから、満足するのかもしれませんね。

そういう蕎麦なのです。

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