佐賀に文雅という老舗のフレンチレストランがある。
結婚式場などを手広く手掛けているお店ですが、そこのシェフが引退後に糸島の田舎で自分の作りたい料理でお客さんを喜ばせたいということで、作ったのがワンスプーンというお店。
佐賀の巨匠のフレンチが糸島で食べられるんですよね。
人生のハレの日に、家の近くで祝うことのできるお店があるということは、お店にとっても地域の人たちにとっても、うれしいことですよね。
そういう、地域に溶け込んだお店というものいいなと思います。
そんなワンスプーンさんに行ってきました。
※ワンスプーンは現在閉店されています
糸島で本格フレンチ
フレンチと言えば、結婚式でしか食べたことがないくら縁遠い食べ物なのですよね。
もともと玄米などの素食系が口にあっているので、その対極的なフレンチとは、食事のスタイル的に自ずと距離があるんですよね。なのでフレンチを食べるということは、私の人生の中でもそうあることではないんです。
しかし、シェフとご縁あって、閉店間際に2度ほど行くことができました。
一品一品が言うことないですよね。
やはり食事は芸術だな。
ハレの日に利用させていただくというか、人生には節目節目に、ハレの日をキチンと設けることが必要だと思う。
年に数回は、お祝いする、お祝いされるという節目があるべきだなと思います。
そういう時に一緒に祝ってくれる人たちがいることが、その人の何物にも代えられない宝物であり、お祝いできるお店がすぐ近くにあり一緒に祝ってくれるということも宝だと思います。そうやって人生に楽しみが増えてゆくんだと思います。
開店時にはシェフのご友人という「料理の鉄人」の方々も来られていたようです。また、閉店間際の超繁忙期には、某有名ホテルの料理長までヘルプに来られていたという貴重なお店なのでした。
残念ながら今は閉店されて、シェフは別の楽しみを見つけられているようです。
最後に食べることができてよかったです。
ありがとうございました。